ベロアシューズ



何かを見た時

一瞬でそのものから連想する 思い出や空気感

そして香りみたいなものまでもが 脳裏に浮かぶときがある。


私にとっては 別珍のエスパドリーユがそう。

カラフルな別珍のルームシューズは 見ただけで

20代前半の頃を思い出させてくれるものの一つ。


当時 代官山のA.P.Cというお店で働いていて

そこに置いてあったのが こちら。カラーバリエーションも豊富で。

たぶんこの別珍のルームシューズをはじめて日本に入れたのは

APCなんじゃないかな。

今やメジャーになったDIPTIQUEのキャンドルもそう。

立て替えられる前のお店は 木造の建物で

二階には梯子でのぼるっていう😊


木の香りとキャンドルの香りが

織り混ざって それはそれは 独特の素敵な香りのする素敵な空間だった。

そして音楽

そこで流れる音楽も切り離せないもの。

音楽が好きでレコードとかCDと服ばかりにお金を使っていた私には

音楽とリンクするA.P.Cが大好きだった。



その時まだ 私は実家に住んでいて

まだ祖母も元気で妹弟も含め

家族はみんな 実家で暮らしてたっけ。

なんて愛おしい時間だったんだろう。

今はそう思う。

その時は気付かないんだよね。



歳を重ねていくと そんな事を思ってしまう事が増えてくる。

今現在の事だって数年後には そんな気持ちにさせてくれる思い出に

なるんだろうな。 だからその日その日を大切にしなくちゃ。

そんな事を考える日がくるとは20代の自分は思ってもみなかったyo!



久しぶりに実家に寄る。

今は誰も住んでない実家。

庭の梅が少し咲いていた。梅の木は大きいのが三本あって

毎年順番に右の木から咲いていくの。

そんな梅の木もなくなってしまうのだろうか。

なんだか 淋しいな〜

弟が実家を立て替えて住むという計画もあるけど

とにかく色々良い方向に進みますように!