おじいちゃんの本棚




祖父の本棚



ドイツ語の本ばっかり。


早稲田の大学教授であった祖父は


ドイツにも良く行ってたな。




お家では着物をよく着ていた。


たもとに  お菓子を忍ばせているもんだから


小さな手をいれて そこからお菓子を取り出すのが


楽しかったのを よく覚えている。


絵が上手で 書斎に遊びに行っては


絵を描いてとせがんでいたこと。


自作の物語をベッドで聞かせてくれたこと。


家にいる祖父がなぜかテレビに出てることが不思議だったこと。
(小さな私には テレビの事まだ理解できていなかった)


ステッキを持って ハットをかぶってお出かけしてたこと。


懐かしい 祖父の香りがまだ残っているお部屋。


幸せな記憶がたくさん 残っている。


愛されて育った記憶は 細かい事は覚えていなくても


その人を強くしてくれる。


愛の力ってすごいな。



なんだか とりとめのない文章になってしまった。


今頃 現子と仲良く おしゃべりしてるかな。


あ!でも現子の前の奥さんだった 先に亡くなった私の会ったことのない


おばあちゃんも いるんだった。


もう あちらの世界では そんなこと関係なく


みんなで仲良くしてるんだろう。


そんな事を考えた先週のお盆の一日。