絶対見たかったBALTHUS展
上の写真にある「夢見るテレーズ」も実物を見る事ができました♡
世界中から集められたバルテュスの作品
奥様である節子さんでさえ
数回しかみた事のなかった作品まで展示されているという
まさに大回顧展
入り口を入るとまず 本人の大きな写真
こちら11才のバルテュスが拾った子猫との思い出を綴ったミツ
その当時母親の恋人だった詩人のリルケの後押しもあって刊行されたもの。
なんと書き始めたのは8才くらいで書き終わったのが11才だそう。
バルテュスと言えば少女を描いたもののイメージがありましたが
猫と自分を描いた「猫たちの王」やイラストタッチのものなども
とても好みでした。
この下のものはかなり大きめの絵画なんですが
前に立った時 とても爽やかな気持ちになって 見入ってしまった。
そうなる事が 自分でも意外だった作品
こちらは娘の春美さんの為に描いたもの
「春美のための九つのデッサン 不思議の国のアリスによる」
その他 アトリエを再現したもの
篠山紀信さんらが撮影のご家族の写真や
グラン.シャレという ホテルを改装したスイスの
アトリエのある邸宅の写真
愛用していたというサボやバンダナや杖など
全ての世界観が見れたのも 良かった。
心に残る展示でした。
芸術家といわれるのを嫌い 画家 職人と自らを名乗ったバルテュス
絵を描く事には技術が必要。それを忘れているひとが多い。
この言葉がとても印象的でした。
バルテュスがいかにして描くことに向き合っていたかが うかがえる一言。
習作がたくさんというのもうなづけます。
♡